2008年07月 26 件

ハッカー/13の事件

サイバーパンクの傑作ってなんですか?」で紹介されてた本。とりあえず読んでみよう。(ただ、以前ウィリアム・ギブスン三部作を読んではみたが、ぜんぜんピンとこなかった自分が面白いと思えるかどうか…。あとは、2000年発売なので書かれたのは恐らく10年以上前だろうから、そもそも当時の「ハッカー」や「電脳」(笑)のイメージに対する不安もある。)

ハッカー/13の事件 (扶桑社ミステリー)

扶桑社
売り上げランキング: 373346
おすすめ度の平均: 4.0
4 題名はダサいが内容はハイレベルなアンソロジー

風の歌、星の口笛

第24回(2004年)横溝正史ミステリ大賞受賞作品。しかし、Amazon での評価はまちまち(文庫本じゃなくて単行本の方の評価)。実際僕も結構微妙かなぁ、と思う。

物語は3つの時間・場所・人を軸にしながら進んで行く。探偵のドット、研究者兼宇宙飛行士のジョーとクレイン、そして事故にあった研究者のセンマ。それぞれの立場でそれぞれの謎が展開されていくが、(まぁ、大方の予想通り、というか当たり前だが)物語の終盤に向かってそれぞれの謎がからみあい収束していくことになる。

上にも書いたように横溝正史ミステリ大賞を受賞しているため分類としてはミステリーになるのだろうが、かなりSFテイストが強いためミステリにおける強い制約条件を期待しづらい。つまり、読みながら、「なんでもあり」なのを前提としてしまいやすいため、ミステリとしての整合性を求める気持ちがなくなってしまった。だから、他の書評にも散々書かれているように、これをミステリとして読むと肩透かしをくらうと思う。

一方、これをSF、恋愛小説として読めば、非常によくできた作品じゃないかと思う。プロットは凝ってるし、物語のまとめ方もいい。若干、登場人物に感情移入しにくいところはあるが、それでもさわやかな読後感はなかなかのものだった。

というわけで細かいことにこだわらず、ライトノベル風な読み物としてはなかなか秀逸なんじゃないかと思う。

風の歌、星の口笛 (角川文庫 む 10-1)
風の歌、星の口笛
posted with amazlet at 08.07.02
村崎 友
角川書店
売り上げランキング: 330964
おすすめ度の平均: 4.0
4 読みやすい文体とコンパクトな構成でとてもスマート。

Fx3 で使われてる FreeBSD の技術

FreeBSD Technologies in New Firefox 3 Browser
http://www.prweb.com/releases/2008/6/prweb1042664.htm

Fx3 は「メモリ使用量が劇的に減った」「速くなった」と評判だけど、メモリ使用量が減った要因の一つに FreeBSD7 で採用された jemalloc が使われているということが挙げられるようだ。実際、Windows Vista で jemalloc を有効にしたところ 22% のメモリ使用量の低下があったとのこと。

他にも FreeBSD Update で使われているバイナリパッチ用の bsdiff を採用したことによってパッチの配布が速くなるという改善もあった。

なるほど。確かに Fx2 と Fx3 を比べるとメモリの使用量は劇的な変化があるからなぁ(特に長時間 Fx を起動しっぱなしにしてた場合)。しかし、jemalloc が採用されてるとは思わなかった。