お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方

知識社会においては知ってる知らないの格差が激しい。

とはいえ、本書はその大半がいかにサラリーマンが搾取されているか、法人(化)することのメリット、さらにはタックスヘイブンなどの話にさかれており、本文中にもある通り、すぐに金持ちになる本ではない。筆者の得意の税制面からの日本社会(論というといい過ぎだけど)の解説書だろうか。

■ 資産形成
  - (収入-支出) + (投資x運用利回り)
  - 投資にもお金(手数料・税金)がかかる → いかに減らせるか
  - 家計のリストラは住宅コストと生命保険
■ 投資
  - 国債(無リスク資産)とインデックスファンドへ
   (でも TOPIX ですら10年で1/3になっている)
  - 国債でも 1% の利回り。投資は 5% くらいのリターンがないとやってられない
  - ファンダメンタルズ分析もテクニカル分析もある種のオカルト
  - 結局ギャンブルである側面は否めない
  - 投資と投機はべつもの (短期投資は投機)
■ 不動産
  - 不動産を買うということはその分の現金を失い、投資機会を損失すること
  - 不動産のリスクプレミアが、株式や債券、預貯金などの他の資産運用手段
   から得られる報酬より有利な時に初めて不動産を購入する経済的合理性が
   生まれる
  - 住宅ローンは株の信用取引と同じ
  - 不動産の競売を一度はのぞいてみよう
  - 市場経済では賃貸と持ち家に優劣はない
   (あればその利益は市場に消費されてるはず)
■ 保険
  - 保険は共済系で十分
  - 失業保険は定年退職でも結婚退職でももらえる
  - サラリーマンに厳しい公的年金・保険制度
  - 厚生年金から国民年金へ補填が行われている (!)
  - 実質税負担を計算しよう
   (社会保険料の半分(会社負担分)と住民税も含めて)
■ 法人
  - 法人成り
 - できるだけ税金を払わない
  できるだけ多く再配分を受ける
  - 結局、法人は税優遇や、有利な融資があるってことだ…
■ 税金
  - 裏金は記録の残る消費には使えない
  - 必定、散財に使われる運命にある


お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 ― 知的人生設計入門
橘 玲
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4 お金持ちになるための方程式をうまく解説
4 考えさせられます
4 お金持ちになりたくない人にもお薦め

posted by say · 2007年09月16日 11:53 · memo