奪取

たぶん、なんかの書評を読んで勧められてたから買ってみた本。

予想外にすごい面白かった。アクション小説、かな(いや、別にアクションはあんまり出てこないけど)。ドキドキあり、アクションあり、笑いあり、感動あり、涙あり、と、てんこ盛り。偽札作りの技術に関する情報小説的な側面もあって興味深い。

時代が三つに分かれていてそれぞれの時間軸において少しずつ目的に近づいていく様はわくわくさせられる。また主人公が困難な目標に向かってわき目ももふらず突き進んでいく様は、技術者のはしくれとして胸を打たれるものがある。とは言うものの挑戦のための時間が無限にあるわけではなく、よんどころない事情によりタイムリミットが設定される。そのリミットとのせめぎ合い、そして実際にどうやって「ひっかけるか」など、終盤は息をつかせぬ展開が待っている。読み始めたら止められないタイプの小説。

エピローグは若干お約束的なところがあるけど、それでさえも読後の爽快感を高める役割を果たしている。

奪取〈上〉 (講談社文庫)
真保 裕一
講談社
売り上げランキング: 50354
おすすめ度の平均: 4.5
4 なかなかやるな~
5 大満足。
5 エンターテイメント!
4 どきどきはらはら
4 楽しめる作品です


奪取〈下〉 (講談社文庫)
真保 裕一
講談社
売り上げランキング: 76562
おすすめ度の平均: 5.0
5 良いですね。
5 想定外です
4 偽札作りもクライマックス!
4 「エピローグ」がなければ☆5つ
5 お金づくり

posted by say · 2008年05月05日 17:33 · memo