今をときめく勝間和代さんの本を借りてきた。(ちなみに予約してから 3ヶ月 くらいかかった)
ちょうど一年くらい前に上梓された本。
■ まずこの本の主題は勉強を続かせるためには?
勉強を続けるコツ → インセンティブがあれば続く → インセンティブは年収が上がること
ただなぁ、日本のいわゆる大企業では努力しようがしまいがその結果が短期的には分かりにくい(下手するとそもそもたいして無い)からインセンティブをそもそも感じにくいよなぁ。(もちろん転職って迪もあるけど、今度は当然ながらリスクもあるから単純にインセンティブにならないよね)
とはいえ「必要でなければ続かない」は確かに真だと思う(作者ですら、実際に必要としてなかった中国語の勉強が続かなかった、というのは分かりやすい例だと思う)。ただ、結局「将来ツケがまわってくるよ」と言ってもそれを強く感じられるかどうか、ここは何か技術(テクニック)で解決できるところだろうか?そこで強制力を使うと良い、と作者は解く。
■ ある程度の額を投資してしまう
そうすることで「もったいない」という強制力を自分に課すことができる
■ 勉強の成果をこまめにアウトプットする
会社でアウトプットを行なうことでアピールをすることができる
■ 目に見える指標(しかも短期的な)を持つ
これは同意。結局「やった方が良い」程度だとやる気にはなっても実際にやることができないことがほとんどだ。だからお金によるインセンティブ(「もったいない」だから逆方向だけど)というのはなかなか良い強制力だと思う。次に、ではどうやって勉強をするか、のノウハウに入っていく。まずは、何を使って勉強するかというツールの話。
■ ノートパソコンを持て
加えていつでもどこでも通信できるように無線LANサービスとPHSなどの通信サービスに加入すること
まぁ、今となっては当たり前かも。特に僕らの世代(1970年代以降生まれ)だとパソコンがいろんな作業の起点になることが多いから、なんでも情報をそこに集約するのは自然な発想だろう。(作者は Gmail を使ってるとのことだがここんところがイマイチ解せない。どうせ自分のパソコンを持ち歩いてるなら通信手段が無い時でもメールが見られるようローカルに落とした方が便利じゃないのかしらん?)
■ 速読を覚える
どんな勉強でも多量の文字を読まないといけないから。基本技能。
「速読」って週刊少年ジャンプの裏表紙とかの広告に載ってたりしてどうしても胡散臭いイメージが抜けない。まぁ、勝間さんがこれだけいろんなところで宣伝してるんだからまゆつばってことはないんだろうな。一度練習してみようかしらん。
■ 耳からインプット
■ タイピングを早く (親指シフト)
ここら辺は「いろいろな手段でインプット」「速くインプット」ってことで基本なんでしょう。
■ マインドマップ
いろんなところで散々称賛されてる情報整理手法。それ用のいろんなツールもたくさんある。
さて、次に実際にこれらのツールを使ってどうやって勉強を進めるか。
■ 基礎をしっかり
うーん、難しい。体系的な学問なら基礎がわりと分かりやすい(たいていは教科書の初めの方にあるのが基礎)だけど、ビジネスに必要な勉強の場合って、たとえば会計の勉強だって「簿記が基礎だ」って知ってればいいけど、知らないと「猿でも分かる会計」とかから入っちゃって全然基礎じゃないところから初めてしまいそう。だから作者は次に、
■ 先達から勉強を仕方を聞く
ことを提案している。けど、これも意外と難しい。周りに先達がいればいいけどいないことの方が多いし、インターネットで検索するっても、まったく正反対のことを言うような人たちが半数ずついたりしてさっぱり判断の材料にならなかったりする。多分、そういう人を見つけられる努力が先に必要なんだろうな。
■ 学ぶ対象の基本思想を理解する
概念的な理解をする
これはまったく同意。「それって結局なんなの?」を理解せずに各論を理解しようとしても絶対にその各論を結び付けることができない。すると応用もきかず結局、暗記するだけに終わっちゃう。
■ 学んだことを自分の言葉でアウトプット
インプットとアウトプットは 1:1 くらいで。試験の勉強は模擬試験を解くことで。むしろ勉強の仕方はアウトプットからインプットに戻る方が良い。
「なるほど!」と思った個所。昔、中学の英語の先生が「読んで覚えて、聴いて覚えて、書いて覚えて、覚えて覚える」って言ってたけど、それに近いんだろうな。要するに覚えた(知った)ことってアウトプットして使ってみないことには定着しないんだよね。パソコンとかインターネットが普及して情報のインプットが異常に簡単になって、しかもその量が尋常じゃないからインプットしただけで満足しちゃうことが多いけど、同じ程度のアウトプットをしないと本当は意味ないし、理解も不十分になっちゃうんだろうなぁ。
という話の後に来るのがインプットの仕方なのでちょっとアレな感じがするがとりあえず。
■ 目からのインプット
本は乱読。一般紙より専門紙。テレビは見ない。口コミ重要。
■ 耳からのインプット
オーディオブック。Amazon とか
Audible で買える。
■ セミナーDVDを見たり、セミナーへ行ったり、eラーニングしたり
まぁ、今時は Podcast/Vodcast とかかな。たとえば
iTunes U は素晴らしい。ところで余った時間を有効活用するって意味では耳からのインプットは良いけど、自分のペースで情報のインプットができないという意味では結構タルい方法だよね。
さて、というわけで「どうしたら勉強を続けられるか?」「何(ツール)を使って勉強すればよいか?」「どうやって勉強すればよいか?」が分かったところで、何を勉強すればよいか、に進んでいく。(なんとなく本末転倒な気もするが、別に趣味で勉強するわけじゃないんだから、何を勉強するか、も「年収10倍」に合わせて選択しないといけないね)
とりあえず、
■ 明日から仕事に使えること → (ある程度の真実として)アメリカの方が進んでる → 英語で学ぶ → 英語重要
は基本として、とっかかりとしては、仕事に使えるという意味では以下の本が必読書。
開発担当なら…、
金融リテラシーなら…、
製造業なら…、
一般論として…、
あとは普遍的に利用することができる「ロジカル・シンキング」とか「アクティブ・リスニング」とかは学んでおくとよいでしょう。では、英語・会計・IT・経済・転職・資産運用 の勉強の仕方は?
■ 英語
英会話学校、ヒアリングCD、ボキャブラリーを増やす(英字新聞、英語雑誌)
あとは、興味あるものを英語で聴く、のが重要です。そうですね。(
があった。頑張って聴いてみようかしらん。)
■ 会計
家計簿を複式簿記でつけてみる、簿記三級をとる、こつこつ勉強する
ちなみに「人件費率の高い商売の場合、一人当りの人件費の5倍稼がないとペイしない。マッサージとかが1時間6,000円くらいなのは、マッサージ師とかの時給がだいたい1,200円くらいだから」だそうな。なるほど~。(しかし、会社が「簿記三級をとれ」って言ってたのをサボってたのに、こんなところでもう一度言われちゃうとは…)
参考書は次の通り。
■ IT
自分でいろいろ試しましょう。
としか言えないよね、やっぱり。
■ 経済
日経新聞の裏を読む、そのために出典にあたる、経済学の最低限の知識をつける、給与明細を細かく読む
経済学の最低限の知識のためには、
など。
■ 転職
自分の市場価値を客観的に計測しておくことが大事
■ 資産運用
損した時期をいかに乗り切るか、まぁ 5%~10% くらいの利益目標で
まずは国債、それから TOPIX や日経平均連動型投信、そして、配当狙いでコツコツと、ただし集中して投資するのではなく、バランスをとって投資しましょう。
■ スケジュール
暇なときにやろう、は絶対やらない、目標を立ててスケジュールを作ってしまう、学んだことを実践する
よくある「ハウツー本をたくさん読んで実践しない」んじゃ、意味がない。勉強は設備投資。
…というわけで、とりあえず、
- 速読を試してみる
- 親指シフトを試してみる
- マインドマップを試してみる
- Economist の Audio edition を聴いてみる?(一号当たりだいたい130MBだそうな)
- やっぱりファイナンスの勉強重要
ら辺が自分的にしっくりきたところかな。
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