BRAIN VALLEY

「超理系殺人事件」(超・殺人事件より)の香りがする科学?小説。

瀬名秀明らしく初めは科学小説全開、専門用語ばりばりで攻めてくるけど、終盤はだんだんSFというかはちゃめちゃになっていく(ここら辺は「天使の囀り」とは逆かな)。恐らくそれは「神」について語ろうとしてるからだろう。あくまで科学的な(もしくは考証的な)積み重ねを通して神を語ろうとしているのだろうが、所詮神について語る公用語を持たない私たちが語ろうとしても、論理の飛躍無しには不可能だろう。いや、もちろん「意識なんて化学作用でしかないんだ。神もまたしかり。」で思考を止めてしまえば丸く収まるんだろうけど、それじゃ小説として面白くないよね?:)

とは言うものの、個人的にはそういうミニマルな思考の方が好きなので、結局この小説はあまり肌に合いませんでした。残念。

BRAIN VALLEY〈上〉 (角川文庫)
瀬名 秀明
角川書店
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おすすめ度の平均: 3.0
3 脳科学の専門用語の難しさよ…
3 難しすぎた…
4 神の概念は面白い。
3 もう一つひねりがほしかった
3 専門用語が壁


BRAIN VALLEY〈下〉 (角川文庫)
瀬名 秀明
角川書店
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おすすめ度の平均: 4.0
4 アイデンティティ
4 脳の理解と電脳空間

posted by say · 2008年05月05日 16:07 · memo